六日目:希死念慮 [うつ_こころ]
今日は母が突然こんなことを聞いてきました
「あなたは自殺したいと思うの?」
先日テレビで何かの討論会を見たみたいで
鬱病患者の多くは自殺願望があると言っていたそうです
私はうつむきました
小さい声で
「うん」
と言っただけで
横になってクッションに顔を埋めました
その言葉だけでもう限界でした
死にたいんだよ そうだよ私はいつも死にたいんだよ
って心の中で叫びました
母は
「自殺なんかしちゃだめよ
家族みんなが不幸になるのよ
お兄ちゃんのところにいる孫たちまで
ずっと背負うことになるのよ」
そう言ってから
そのあとずっと私に向かって
「あなたは鬱病が治ってきているから心配しないの
なにかあったらお母さんに相談しなさい
お母さんは何でも聞いてあげるから」
と一生懸命慰めてくれているようでした
私は鬱病だから死にたいのか
死にたいから鬱病になったのか
自分では分かりません
でも自分の仕出かした罪の罰を受けたいという理由があるから
病気のせいで自殺願望があるとは思えないのです
また母の言い方もすごい
まず兄や孫たちのことから入ってきた
もちろん私が自殺なんてしないと思っているから
すぐに兄達に気持ちがいってしまうのだろうけれど
そんな風にしか気持ちが働かないのかなって思いました
私が死んだら母は悲しむと思います
でも母にはもっとも愛する息子(兄)がいる
かわいい孫達がいる
私がいなくなっても
生き甲斐となる人がちゃんといる
私が死んでも 母は心配ないなと思いました
それから
信頼する人に頼り切っている私は
なんなのだろうと考えました
私の自殺をくい止めることができるのは
この人だけです
信頼する人が私の鬱も自殺願望もすべて受け入れてくれているから
一緒にいると心が落ち着ける ということがまずあります
恋愛感情はもう私は持つことはないから 愛する人ではありません
純粋に心から信頼できる人です
だからこの人には迷惑をかけたくない
それが自殺に踏み切れない理由です
自殺したらきっと彼は責められるでしょう
なにしてたんだ おまえは 専門医でもないくせに・・・って
なにも分かっていない人から避難されるのではないかと心配です
だから心療内科の先生にも 母にも 私には信頼するがいることを報告しています
私の為にこんなに気にかけてくれ心配してくれている人だと分かってもらう為です
早く会いたいです
最近の不眠の状態を報告したいです
でもどうして私は彼に話すのでしょう
死にたい でも迷惑を掛けるから実行してはいけない でも死にたい
これの繰り返し
彼に会いに行く時は希死念慮が全くと言っていい程でない
だから心が落ち着く
それは死にたいと言いながら 死にたくないという気持ちが
少しでもあるからなのかな?
彼に助けを求めているのかな?
そんなことも考えるのですが
死にたい気持ちに偽りはないの
彼に会いたいのは 死ぬという気持ち自体を忘れられるから
心が落ち着くから
素直な自分に戻れるから
会えると楽しいから
なんだろう・・・
私はきっと一番欲している 心を通わせることができる人間関係を築きたいのかもしれない
もう一度 こんな自分でも人と関わってもいいんだと思いたいのかもしれない
自分に全く自信がないから
信頼する人を通して あるべき自分を掘り出しているのかもしれない
人に必要とされたい
信頼する人の為になにかしたい
信頼する人のお仕事でもなにか手伝いたい
そんなワガママにも似た感覚もあります
ワガママは母にも言うけれど 母に接する時の感覚とは全く違うものです
でも独りになるときや
こうして眠れない夜を過ごすときなどは
希死念慮でいっぱいになります
母にはそこまで言えません
言ったらきっとどこにも出掛けなくなってしまうでしょう
母のストレス発散である習い事もお友達と遊ぶことも必要な人です
それを奪いたくはない
ストレスをこちらに向けられるのもつらいし・・・
死にたい
でも死んではいけない
でも先がなにも見えません
自分がどっち向いているかもわかりません
なにか見つけたら変わるのかな
できれば信頼する人に関わることをしたいな
それは今の私の小さな希望です
でも将来はいらない
私は罰をうけなければいけない身なのです
心が揺れ動いてパニックになります
どっちが正直な気持ちなの?
わからない、ついていけない
もうこんな自分がいや
早く死にたい
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