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ヘルパーさん [うつ_信頼する人]

以前、母が生きていた時
私の心療内科がどうしても早く終わらず
母のヘルパーさんが来ている時に
立ち会えなかった事があった

鍵を預けて、年老いた母に
何をしてほしいか聞いたのだが
いつもは私が発しているので
母は答えられなかった

ヘルパーさんは冷蔵庫を見て
買い物に行ってきて
カレーを作って
帰っていった

一人分のカレーが2,000円掛かり
私が念の為に母に渡していたお金から取っていったらしい

そして時間になってしまったから
掃除もしないで帰っていった



心療内科から帰ってきた私は
母にそのことを聞いてデイサービスに怒りの電話をした

カレーに2,000円も掛かることも
掃除もしてもらえなかったことも
どうしてそんな事になるのか!
してほしいことは伝えてあったのに
なぜできないのか(いつものヘルパーはできていた)
どういうことか!

と電話で怒鳴ったら
すぐに所長が飛んできた

食材代は会社が持つ事になり
次のヘルパーには掃除もするように伝えると約束した

母はなんだかわかってないから
私が怒っていることが理解できなかった
涙が出た

私は毎週通っていた心療内科を
薬がぎりぎりまで出せる4週間に一回に変えてもらった
自分のことより母のことで頭がいっぱいだった

二人でぎりぎりの暮らしをしていた


母が入退院を繰り返し
ヘルパーさんに入ってもらうことは減った
母が入院中は
私はコンビニでおにぎり一個買って食べた
どんどん痩せていった
精神的にも肉体的にもぎりぎりだった


母の最後の病院で
どうもスタッフからいじめを受けているみたいで
私が面会に行くと母はホッとしていた
そんな病院に入れておくわけにいかない
すぐに家に帰れるように準備をした
ケアマネさんに相談し
毎日の食事、食事の介助を依頼し
母は退院した

私はおうちCOOPで冷凍食品を注文し
それを食べて過ごした

母は大腿骨頭壊死という難病になり人工関節の手術をしたが
リハビリで歩くほどの体力はなく
ベッド生活だった

ガリガリになった母は
栄養摂取不良で私に抱かれて亡くなった


母のために一生懸命頑張った
躁鬱病のお陰で仕事をしていなかった私が
毎日世話をした


今のヘルパーさんは
母のヘルパーさん達の中で
うちに一番近くて面倒見のいい方が残ってくれた

やってほしいことを言えば
あっという間にこなしてしまう気量良し
思いつくことがない時は
勝手に色々やってくれてとても素早い
掃除機もあっという間に終わらせて
食材の下ごしらえもやってきてくれる
時間短縮のためにお米は圧力鍋で炊いてくれる
本当によくできた人だ

難点を言えば、、、ちょっとおっちょこちょい
聞いてくれればいいのに、間違って私が使っているものを
お掃除道具に使ってしまう

私が母の世話で苦労したことを見ていてくれているから
とても親身になってやってくださる

近所なのでいろんな情報を握っているから
会話も弾む

最も恐れているのは、、、年齢
今年74歳

スクーターに乗って颯爽とやってくるが
事故でもあったら
家族は仕事を辞めさせるだろう
年齢的にもキツくなってくるだろう

いつ辞めると言われるか、ドキドキしている

オグリの寿命も恐れているが

両方いっぺんに来やしないか

私に耐えられるだろうか・・・











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